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大学選び・合格 親子スタイル

親と子二人三脚で考える大学受験

高いお金を払って大学へ行く意味ある? 大学で専門分野以外のことを学ぶ意義

コラム 受験生むきの情報 親むきの情報

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現在多くの高校生が大学へと進学します。その進学率は、2015年度で50%以上と、約半数の高校生が大学へと進学することになります。

 

ただ、最近では大学の授業料などが高騰し、しかも親の世代の給与水準が上がらないため、子供を大学へ行かせるに苦労する家庭も少なくありません。

 

せっかく大学へ進学しても、良い就職ができなかったりで貧困に喘ぐ学生もいます。こんなことなら、高卒で仕事に就いたり、2年で負担も少なくなる専門学校へ進学したほうが良かったという考えを持つ人もいるでしょう。

 

少子高齢化により、大学全入時代へと変貌する日本ですが、高い学費を払って大学へ行く意味が問われています。

 

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専門分野を学ぶだけなら専門学校で良いのでは?

 

多くの人は、「大学は専門分野を学ぶ場」というイメージを持っています。つまり、法学部に行って、法律を勉強したり、理系の学部に行って技術を学ぶ場合などです。

 

最近の大学は学費がかなり高騰しています。私立大学へ進学するとなると、文系でも4年間の授業料などの総額が500万円程度、理系ならさらに必要になってきます。

 

これだけ多額の費用をかけて専門分野学ぶだけなら、むしろ期間が短い専門学校進学のほうが良いのではないかと考える人もたくさんいます。

 

確かにコンピュータのプログラマに将来なりたいとしましょう。技術だけ学ぶなら大学でなくても、専門学校でも学べますからそれで十分かもしれません。

 

また大学によっては、文学部など、あまり就職には直結することがなさそうな学部もあります。専門分野を学ぶといっても、就職に役立たなければあまり意味がないという考え方もあるでしょう。

 

 

大学は就職予備校ではない

 

大学を就職するための技能をつける場所という位置づけをしていると、特に文系の場合は、就職する職業に直接関係のないものを学ぶことが多いです。そうなると、あまり就職には良い影響がないように思うかもしれません。

 

確かに就職後の仕事に直結しない学びもあるでしょう。しかし、だからといって意味がないわけではありません。専門科目を学ぶことは、その専門分野を学んだから気がつく思考力がつきます。

 

たとえば、同じ中国に関するニュースを見たとしても、比較文化を学んだ人は違う見方をするでしょう。また単なる事故のニュースでも、法学部で学んだ人は、その法的責任などに視点で違った見方ができたりします。

 

就職して、実際の仕事に大学の勉強が直接には役立たないかもしれません。しかし、人生を豊かに生きるための思考を身につけられるという点では、大学で専門分野を学ぶ意義があります。

 

大学へ行って良い就職に就きたい、子供が良い企業に就職して欲しいという気持ちは理解できますが、それが主目的ではありません。大学は就職予備校ではありませんから。

 

 

大学は専門分野に加えて教養を学ぶ場でもある

 

大学へ行って、専門分野を学ぶというイメージを持つ人が多いと思います。確かに大学で一番身につけるべきものは専門分野でしょう。だからこそ、人それぞれの学びのために数多くの学部や学科があります。

 

専門分野以外にも一般教養として、数多くの科目を学ぶことになります。たとえば理系であっても、法律や経済学などの社会科学の勉強をする場合もありますし、逆に文系であっても物理などの自然科学を勉強する場合もあります。

 

また、国際基督教大学(ICU)のように「リベラルアーツ」という教育に力をいれる大学もあります。

 

リベラルアーツとは、アメリカの大学でも盛んに行わえるもので、文系、理系の区別なく幅広い知識を得た後に、専門性を深めることで、豊富な知識に裏打ちされた創造的な発想を可能とする教育です。

 

 

大学で一般教養を学ぶメリットは?

 

リベラルアーツという教育で、より創造的な発想が可能となりえます。たとえば将来技術者になろうと大学や専門学校で、その技術を学んだとします。確かに単なる技術だけなら、専門分野を学べば十分です。

 

しかし、その技術は、利用者が使うものです。利用者の顔やニーズがわからなければ、利用者に喜ばれる技術はつくれないのです。

 

現在日本では、優れた専門分野を有している人たちがたくさんいます。しかし、一般教養や普段の生活でいろんなことをしていないため、俗にいう「専門バカ」のような人がたくさんいます。

 

確かにその分野では優れているものの、その先に見えるニーズがつかめないために十分にその専門分野を活かせない人もいます。大学で専門分野以外を学ぶのは、専門分野にとどまらず、いろんな分野の教養を身につけ、より想像力を発揮できる人になるという意義があるのです。

 

確かに学費の高い大学ですが、一生懸命勉強をすると、それだけの見返りも大きいです。諸外国の大学生ほど日本の学生が勉強をしないという点は、本当にもったいないことだと思います。