法政大学 2017入試 英語外部試験利用入試にTEAPを追加 難易度は? 新規に導入する学部も
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法政大学の2017年度の入試の変更点が発表されています。変更点があったのは、「英語外部試験利用入試」について。新たにこの英語外部試験利用入試を導入する学部があったり、従来の英語外部試験に新たに「TEAP」を加えるというもの。
英語が得意な人にとっては、入試の負担を減らすことができるので、戦略がたてやすくなります。また、TEAPを利用して上智大学を受験するという人も多いでしょう。法政がTEAPを英語外部試験利用入試に追加してことで、すべり止めなどの候補の一つになるかもしれません。
今回は、法政大学の2017年入試の変更点、受験戦略などについて考えてみます。
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法政大学の英語外部試験利用入試
法政大学の英語外部試験利用入試は、指定された英語外部試験の基準を満たした受験生を対象にした入試で、英語以外の1科目の成績で合否が判定される試験です。英語の受験がないため、入試の負担をかなり軽減できるのがメリットですね。
また外部試験は、入試と違って年何度も行っていたりと、対策を立てて高スコアや合格を取ることは可能です。
英語以外の入試科目は、文系学部が国語か数学、理系学部が数学になります。英語と数学が得意という人は、かなりのメリットです。
2016年の入試では以下の学部で英語外部試験利用入試が導入されていました。
- GIS(グローバル教養学部)
- 人間環境学部
- 現代福祉学部
- スポーツ健康学部
- 情報科学部
- 生命科学部
各学部の英語外部試験の基準はこんな感じ。
TOEICでいえば、GISの820点以上から理系学部の500点以上からかなりの幅があります。ここに2017年から新たにTEAPが加わります。
英語外部試験利用入試を新規導入する学部
法政大学の2017年の入試で、英語外部試験利用入試を新たに導入する学部があります。新規導入するのは、経済学部国際経済学科。経済学部全部ではなく、国際経済学科に限られます。
募集人員は5名。出願の基準等詳細はまだ発表されていません。他の文系学部に準ずる形式におそらくなると思われます。
追加されるTEAPについて その特徴や難易度は?
英語外部試験利用入試を新たに追加される「TEAP」について触れておきます。TEAPは、英検協会と上智大学共同で開発した試験です。そのためTEAPといえば上智というイメージを持つ方も多いでしょう。
まだTEAPを採用する大学は多くはありませんが、今後は徐々に増えていくのではないかと予想されます。
TEAPの特徴は、まず大学入試での活用に特化した日本の高校生向けの資格試験だという点です。
この点は、海外の大学やMBAへの進学を目的としたTOEFL iBTやIELTSとは異なります。これらの試験の難易度は高いのですが、TEAPの難易度はそれほど高くありません。
英検やTOEICは高校生だけが対象ではありません。学生から社会人まで広く対象としています。特にTOEICはビジネスを関する出題が多いため、ビジネスにかかわらない高校生は若干不利になるでしょう。
その点、TEAPは大学入試の活用に特化することを前提とするので、英検準2級~準1級程度で、日本の高校3年生の英語を測定するのに最適なレベルになっています。
法政が、TEAPの基準点をどれくらいに設定するかは、まだ発表されていませんが、英検よりも対策が立てやすい可能性もあります。
TEAPを受験した人の印象では、リーディングについてはさほど難易度が高いとい感じを持たない人も多いです。ただ、TEAPを受験する多くの人が、上智を志望する人が多いですから、もともと英語のレベルが高いというのはあるかもしれません。
リスニングについては、けっこう難易度が高く、話すスピードもTOEIC並に早いので、けっこう難しく感じるかもしれません。
なお、TEAPは、年間で3回実施されます。試験は不合格がなくスコアで判定されるので、合否が決まる英検とは異なります。
法政大学を志望する人は、選択肢の一つとしてTEAPについても考えてみるのも良いでしょう。
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