上智大学がTEAP利用型の一般入試の説明会 TEAP利用型のメリットは?
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上智大学が5月22日(日)、6月4日(土)に一般入試(TEAP利用型)の説明会を開催します。
TEAPといえば、上智というイメージを持つ人が多いですが、今回の説明会では、2017年度入試の変更点や受験のポイントなどを聞くことができます。
また、同時に大学の説明会も開催されますので、上智を目指す人にとっては、ぜひ参加しておきたいところです。
ただ、上智を受験するにあたって、TEAP型にするのか、それとも英語も試験がある学科別の一般入試にするかは迷っている人もたくさんいると思います。そんな人にもTEAP型の一般入試のメリットについて考えてみます。
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上智大学の一般入試(TEAP利用型)説明会の日程と内容
上智大学をTEAPを利用して受験しようかと思っている人は今年の変更点などは気になるところですから、ぜひ参加しておきたいイベントです。
日程は、5月22日(日)と6月4日(土)。場所は上智大学四谷キャンパスで行われます。
当日の内容は、第1部 13:00-14:00に大学説明会が行われます。続いて第2部として14:15-15:00に2017年度一般入試(TEAP利用型)説明会が行われることになっています。
当日は、同時開催で14:00-16:00まで入試相談コーナーも設置されますので、疑問点がある人は質問するチャンスです。
参加するには、事前の予約が必要です。詳しくは上智大学のホームページでご確認ください。
TEAP利用型入試のメリットは?
上智大学に合格するためには、とにかく英語が大事です。早慶と大きく違う点ですね。この点は、「上智は帰国子女に甘い」、「外国語ができれば合格ができる」とか揶揄される場合もあります。
いづれにしろ、上智に合格するためには英語が非常に重要な科目であるといえるでしょう。上智を第一志望にしている人は、英語が得意だったり、英語を現在猛勉強している人が多いのではないでしょうか?
上智だけを目指すのなら、英語を必死に頑張るのも良いのですが、例えばもっと上を目指すしたい、つまり早慶も狙いたいということになれば、他の教科の実力も上げなければなりません(上智も英語以外が大事じゃないとまではいえませんが)。
上智のために英語を特に必死に勉強するのは、他大学の併願戦略、つまり早慶との併願が難しくなります。ただ、TEAP利用型にすれば、併願戦略が立てやすくなります。
上智大学のTEAP利用型の一般入試のメリットは?
上智大学のTEAP利用型の一般入試のメリットは、英語の試験を行わないということです。英語の能力は、各学部が設定するTEAPの基準スコアを満たしていれば出願ができます。
TEAPには、「Reading」、「Listening」、「Writing」、「Speaking」という4技能の実力をはかることができますが、4技能のスコアすべてを採用している学部もありますが、2技能だけの学部もあります。
英語関連の学部や「国際」とか「グローバル」がつくような学部は当然として、注意が必要なのは、教育学部、社会学部、経済学部、経営学部などで、4技能のスコアがすべて必要な点です。これは、2016年入試の場合で、2017年に変更される可能性は一応ありますが。
一方2技能だけを採用している学部もありますが、2技能だけなら受験生の負担はかなり小さくなりますし、スピーキングがないので他の大学との併願はしやすいと思います。
志望校ごとに英語の対策を立てるのは大変
学校ごとに出題傾向が変わります。そのため、志望校ごとに英語の対策を立てるのは大変です。出題傾向を気にするばかりに、ちょっと勉強の漏れが出てしまうのが心配です。
TEAPなら受験以外にも役立つ 英語の能力がつく
英語の試験を外部試験の成績にかえる場合が多くなっています。例えば、英検だとかTOEFL、IELTS、TOEICのスコアを利用するという感じです。
大学入試の英語は、文法や難しい長文読解が主で、あまり実践的ではないという批判があります。難関大学を出ても、英語をまともに話せないという人が多いのも、この傾向を物語っていますね。
しかし、英語の外部試験などは、英語の実力自体をはかるものが多く、その試験のための勉強をすることで、英語の実践力も鍛えることができます。
英語の勉強をするのは、確かに受験のためという側面もあるでしょうが、それ以上に「英語の基盤を作り、将来使える英語を養う」ことも大事です。
近年は、国際化が進み、ますます英語が大事になってきています。となると、大学卒業後も見据えて、使える英語の基礎力を養っておくことはとても重要です。
TEAPは、大学入試に活用することも想定されているので、多少微妙なところですが、それでも、従来の大学入試の英語と比べると、ずいぶんと実践力を試されると思います。
TEAP対策も兼ねて英語を勉強して、使える英語の基盤を作る。そして、きっちりと上智のTEAP利用型で出願できるスコアをキープしつつ、他の大学の対策も立てられるなら、それこそ理想的だなと思います。
TEAPは年3回も実施されるので、基準のスコアを達成するチャンスも多いです。また、勉強のペースメーカーとしてモチベーションを維持するのにも役立ちます。高校1年からじっくりとTEAPに取組んで対策を立てたいところです。
今年は法政大学も英語外部試験利用入試にTEAPを追加することを発表しています。
これで、法政を受験する予定の人もTEAPの受験は興味のわくところですね。今後は法政に続く学校も増えていくかもしれません。
英語の勉強として、TEAPで実力をつけるのも良い方法だと思います。