近畿大学の勢いが止まらない 学歴の序列を崩す存在になるかも
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3年連続で志願者数全国一を達成している近畿大学ですが、その勢いが止まりません。
今日のニュースでも近大をめぐって大きなニュースがいくつかありました。この勢いは本物で、従来の学歴の序列を崩す存在になるかもしれません。
今日は関西の中堅大学で最近なにかと脚光を浴びる機会が多い近畿大学に注目をしてみました。
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近畿大学は決して高学歴ではない
近畿大学といえば、関西の中堅大学です。全国はおろか近畿地方でも、トップクラスの難関大学ではありません。
近畿地方の大学の序列は一般的には、
京大、阪大、神戸大を頂点とする難関国公立大学、「関関同立」といわれる私大トップの難関グループが有名です。
近畿大学は「産近甲龍」つまり、京都産業大学、甲南大学、龍谷大学と合わせた中堅大学のグループを形成しています。
関東地方の「日東駒専」と同じような位置づけだとよく表現されます。
この昔からの序列なのですが、近大自体もこの序列を壊したいという野心があります。
人々によって一度常識化された、大学の序列はそう簡単には変わることはありません。しかし、近大にはこの固い序列を壊すだけの勢いが感じられます。
そんな勢いをあらわすかのようなニュースが今日2つほどありました。
近大ナマズをイオンで販売
近大といえば、世界初のクロマグロの養殖の成功で一躍脚光を浴びるようになりました。
志願者全国一になったのは、いち早くネット出願を採用したような理由もありますが、“近大マグロ”などで知名度がグーンと上がったのも大きな理由でしょう。
近大では、近大マグロに続くものとして、うなぎのような味がする「近大ナマズ」の開発に成功をしています。
近年はニホンウナギの絶滅も危惧されています。にもかかわらず、日本人はうなぎが大好きで需要も高いです。
日本人になくてはならないような存在であるウナギの代替品として、近大ナマズが注目されています。
近大ナマズはすでに市場にも出ており、LCC(格安航空会社)のPeachの機内食にも採用がされています。
そんな近大ナマズですが、土用の丑の目玉商品として流通大手のイオンで販売されることになりました。
土用の丑は、多くの人がウナギを食べます。各社ともいかにしてウナギを販売数を増やすかに躍起になっています。
そんな中に、近大ナマズのイオンでの販売、流通大手ですから当然マスコミも注目をしますし、多くの人が近大ナマズに注目をします。
近大にとっては、さらに知名度を上げるチャンスになったといえるでしょう。
※近大ナマズの販売は一部店舗に限られます。
アップルの奨学生に日本で唯一近大生が選ばれる
iphonでお馴染みのあのアップルが世界中の学生たちを招く「スカラシップ」に今年、日本人としてただ一人参加した学生がいます。
その学生が近畿大学3年の山田良治さん。
世界から募った今年のスカラシップ枠は350人で、旅費支援枠の書類選考に通ったのは山田さんら125人。
旅費支援枠に通ると、参加料15万円を含め、渡航・滞在費およそ70万円はアップルが負担というなんともうれしい特典があります。
現地では仲間と交流したり、プロの開発者から指導を受けたりと貴重な体験を経験したようです。
いや~、うらやましいですね(≧▽≦)
バイタリティのある山田さんですが、高校時代には起業をしたくて、ソフトバンクの孫正義社長に会いに行ったという逸話も。
ただ、警備員に制止され、1周間粘ったようですが、会えなかったようです^^;
でもすごい行動力です。受験生もこの行動力を見習いたいですね!
今回、自作のiphoneアプリが評価され渡米したわけですが、プログラミング自体は大学に入って初めて学んだようです。
さらに高校では、数学は赤点とこれから夢を抱く人にとっては勇気が湧いてきますね。
山田さんは渡米が決まってから、近畿大学の「英語村」(E3=イー・キューブ)に連日訪れ、英語の猛特訓もしたようです。
近畿大学の英語村とは、日本語禁止の学習エリアで日本にいながら海外の生活体験ができるようなスペースです。
今回のアップルの奨学生に選ばれたのは、バイタリティなど彼自体の資質におうところが大きかったでしょうが、英語村などの施設もバックアップできたようです。
一度固定化された序列はなかなか崩れることはありません。近畿大学は話題性と、企業や海外からも脚光を浴びて今後が楽しみですね。
志望校を偏差値で決めるのも一つの方法ですが、自分が本当にやりたいこと、勉強したい道に進むのが一番です。
もしかして近大のように、従来の大学の序列を脅かす存在が今後どんどん増えていくかもしれないですよ。