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親と子二人三脚で考える大学受験

私立と国立ではどちらが就職に有利? 文系と理系では?

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今日は就職の話題です。受験生以上に親のほうが気になる話題かもしれません。

 

就職に強い大学などの雑誌の特集などを良く目にしますが、数字上ではちょっと分からないものもあります。

 

これから志望校を決めるに当たっては、就職に有利・不利は重要な要素です。それでは、私立と国立ではどちらが就職に有利なのでしょうか?

 

また、文系と理系ではどうでしょうか?

 

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一般的には国立が有利だけども・・・

 

一般的にいうと、私立よりも国立が就職には有利だと言われています。これは国立は数が私立ほど多くないし、ある程度のレベルの大学がほとんどです。

 

一方私学は全国に数多くの大学があり、レベルは本当にバラバラです。また私学へ進学する人の多くが、一生懸命必死に勉強をして入試に合格するわけではありません。

 

中には、附属高校の内部進学という場合や、推薦入試、OA入試という人も多いでしょう。

 

だいたい半数ぐらいが一般入試以外の入学者になっているのが私立の特徴です。また国立の場合は、センター試験を受けた後に大学独自の2次試験を受験する場合がほとんどです。

 

センター試験で多くの科目を勉強する必要がありますし、さらに2次試験の勉強もしなければなりません。

 

このようなことから、企業も国立出身者を「真面目に勉強をしてきた人」=「きっと真面目に働いてくれるはず」という感じで評価が高いわけです。

 

また、地方都市にある企業などでは、地元の国立大学にとても高い評価を持っているというのもあります。そういった場所では国立はとても就職に有利になります。

 

ただ、これも相対的なもので、大学の偏差値などの評価によっても変わるでしょう。また、私立大学によっては多くのOBやOGの存在などによって、就職に有利に働く場合もあるでしょう。

 

一般的には国立と私立では、国立が就職に有利とはいえますが、一番大事な点は個人の資質です。

 

大学で、「何を学んだか」、「何をやったか」というのがとても重要になってきます。今後は大学名や、国立、私学などの区別よりも内容が重視される時代になってくるでしょう。

 

 

文系と理系ではどちらが就職に有利?

 

文系と理系ではどちらが就職に有理か?というのもよく話題にのぼるテーマです。

 

これも一般的にいうと、理系のほうが文系よりも就職に有利だといわれています。日本は“技術立国”ですから、理系の技術がある人が大事ですからね。

 

ただこれも絶対ではありませんし、学部によって就職の有利・不利は異なったりします。

 

例えば同じ理系でも、理学部と工学部では、“実学”の工学部の方が就職がしやすい場合も多いでしょう。

 

個人的には、将来のために大学でしっかり理論を学ぶ、理学部のほうが良いような気もしますが。

 

また、文系の中でも就職の有利・不利はあるでしょう。文学部などはあまり社会に役立たないということで、冷遇された時代もありましたから。

 

ただし、最近ではもちろん何を学んだか大事なのですが、「どんな人か」というのもより重要視されています。

 

特に人と円滑に仕事が進めることができるコミュニケーション能力は重要視されます。

 

 

何を学んできたかを重視するとより国立が有利に

 

私立大学の進学者のうち、半数ほどは推薦入試やAO入試によって入学をしているという現状はすでに述べました。

 

企業の採用担当者も、このことでたとえ偏差値の高い難関大学でも、より厳しく学力などの能力を見るようにはなってきています。

 

極端な話ですが、面接さえ良ければちょとした一流の大学にも入学することができ、さらに面接さえ良ければ一流の企業に就職だって可能なわけですからね。

 

こういった事情からも、企業も最近はより国立大学の評価を高めています。それが都心にある難関の国立大学ではなく、地方の国立大学つまりいわゆる駅弁大学でもです。

 

私立と国立では、やはり国立が就職に有利。理系と文系では理系が就職に有利。全般的にはこのようにいえるでしょう。

 

ただし、専門的な能力が乏しければ将来リストラのターゲットになりやすいですし、理系の技術者を目指すような人は、大学時代に基礎をしっかり学ぶ必要があるでしょう。

 

また、理系の人でも、口下手ではなくコミュニケーション能力に長けていることも必要です。

 

学問という技術と個人の資質が十分にあれば、就職にそれほど困ることはないでしょう。大学で何をやってきたか、何を学んできたかがより重要になってきています。