難関私大合格者を増やした高校は? ランキング2016で見る高校の実力
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難関大学の合格者数は、高校や中学受験での志望校を決める際の有力な一つの指標になります。
また大学受験生やその親にとっても、自分の母校がどれくらい難関大学に合格しているかは気になるところです。
特に入学した当時より、グッと合格者数も増やしているような高校であれば、数字上は期待しちゃいます。
あくまでも自分の勉強の頑張りが大事ではありますが^^;
「10年で難関私立大の合格者を増やした高校ランキング2016(関東・甲信越編)」が発表されています。
特に中高一貫校なら、入学当時とグッと有名私大の合格者数が変わっている可能性もありますよ♫
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対象の難関私大は15校
こちらの記事で「10年で難関私立大の合格者を増やした高校ランキング2016(関東・甲信越編)」ランキングが紹介されています。
ランキングは、大学通信が運営する携帯サイト「教育総合研究所」が発表したもので、公正に全国のランキングにもなるように難関大学は全国から選ばれています。
ランキングの対象の難関私大は15校。
- 早慶上理(早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大)
- MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)
- 同志社大、立命館大、関西大 ※関西学院大学6年と比較できるデータがないため含めない。
早慶上理、MARCH、関関同立というお馴染みの難関私大の他に、
- 南山大学
- 近畿大学
- 西南学院大
が含まれています。
ランキングによっては、首都圏の大学に偏っている場合も多く見かけますが、偏差値でいうと愛知の南山大学や福岡の西南学院大学は十分に難関私大だといえるでしょう。
全国的なランキングを作る場合には、これらの大学も含めるのも良いでしょう。
ちょっと注目は近畿大学が入っていることでしょうか。関東でいうと日東駒専の位置づけにある大学でしたが、3年連続で志願者数日本一になり、競争は激化しています。
近大マグロなどで一躍脚光を浴びましたが、関関同立のような従来までの大学の序列を崩したいという戦略があり今後が注目です。
ランキング2016を詳細に見てみる
「10年で難関私立大の合格者を増やした高校ランキング2016(関東・甲信越編)」は、以下のような順位になっています。
1位「大宮開成」531人増(641人)
2位「広尾学園」508人増(511人)
3位「開智」490人増(865人)
4位「山手学院」452人増(1,050人)
5位「本郷」433人増(719人)
6位「洗足学園」387人増(585人)
7位「昭和学院秀英」384人増(711人)
8位「新宿」383人増(534人)
9位「川和」342人増(706人)
10位「吉祥女子」338人増(580人)
※かっこ内は2016年の合格者数
1位の大宮開成は06年の合格者数が110人ですからすごい伸びですね。これには05年に中高一貫校になり、一貫校の卒業生が出てくるとグッと合格者数を増やしたという理由もあるようです。
大宮開成の平成28年入試の実績が学校のホームページで発表をされています。
- 慶應義塾大学 14名
- 早稲田大学 68名
- 上智大学 41名
- 東京理科大学 79名
- 明治大学 71名
- 立教大学 77名
- 青山学院大学 47名
- 中央大学 68名
- 法政大学 185名
- 学習院大学 53名
主要10私立大学合計で703名 ということになっています。学習院が53名だからランキングの数字と整合性がないのですが、ちょっとわかりません。
ただ、数字上は難関私大にかなりの合格者を輩出しています。
ランキング2位の広尾学園ですが、06年の合格者数は早稲田大学の3人のみで、その後の大躍進は凄まじいです。
同校の前身は順心女子学園で共学化とともに校名を変更して教育に力を入れることで大幅位に合格者数を増やしています。
また、有名私大の合格者を増やし偏差値が上がると、さらに優秀な生徒が集まってくるという連鎖もみられ実績がアップしたようです。
広尾学園の平成28年入試の実績が学校のホームページで発表をされています
- 早稲田大学 90名
- 慶應義塾大学 37名
- 上智大学 55名
- 東京理科大学 52名
- 明治大学 75名
- 青山学院大学 35名
- 立教大学 68名
- 中央大学 42名
- 法政大学 64名
- 学習院大学 13名
ここ数年でもかなりの合格者数を伸ばしています。特に早稲田の90名は早稲田大学の合格者数高校別ランキングで上位に顔を出すほどの実績です。
ランキングでは、今春の難関15私大の合格者数が全国トップの山手学院が4位に入っています。
公立高校では東京の新宿高校と神奈川の川和高校がランクイン。私学に優秀な生徒が集まりがちですがこの結果は立派ですね。
10校中8校が中高一貫校になるのも特徴です。中高一貫校のブームは今後も続くと思われますが、中高一貫校でなくとも十分に合格のチャンスはありますよ!